台北市中和区の華新街には多くのミャンマー(ビルマ)料理店や雑貨店が立ち並ぶ。多くはミャンマー生まれの華僑。軍政支配が続く故国に思いを馳せながら、タクシー運転手や高級ホテルの従業員として働くミャンマー人も少なくない。(7月4日・台北/撮影:赤津陽治)

 

台北市中和区の華新街。多くのミャンマー(ビルマ)料理店や雑貨店が立ち並ぶ。約3万人のミャンマー出身者が暮らすといわれ、その多くがミャンマー生まれの華僑だ。
故国では昨年の総選挙をうけ、「民政移管」がおこなわれたが軍政の厳しい支配は続く。
台湾に来て20年以上になるという中年男性は、
「表面的に変わっただけで軍事政権と変わらない。このまま台湾人として暮らしていくつもりだ」。
タクシー運転手や市内の高級ホテルの従業員として働くミャンマー人も少なくない。故郷への思いを抱きながらも、ミャンマー系台湾人として、この地の社会に根づいているように感じた。
【台北=赤津陽治】

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