第2回 住宅地の路地には露天商が並ぶ
平壌の住宅街の中は、ずらりと露店が並んでいた。
リ・ソンヒは寺洞(サドン)市場を目指して、住宅地の中の路地を歩いていく。道端では、多くの女性たちが個人で様々な商品を売っていた。これが平壌の普通の庶民の日常の姿である。
(撮影 リ・ソンヒ 平壌・寺洞(サドン)区域 2008年12月 02分03秒)

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寺洞区域は平壌市の中心を流れる大同江(デドンガン)の南東側に位置する。区域には取り立てて高い建物もなく、四~五階建てのアパートがぽつぽつと建つ程度だ。道路も未舗装が多くインフラも整っておらず、平壌の中では遅れた地域の一つに数えられている。

二〇〇七年まで隣の船橋(ソンギョ)区域で生活していた脱北者によると「平壌の人間であっても、寺洞区域に住んでいるというと『村から来た』と言われる」のだという。平壌では郊外・外れのイメージが強い、労働者の居住地区である。
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