第3回 日本の中古自転車が大流行
寺洞(サドン)市場に近づくに連れ、どんどん人波が大きくなる。そして、なんと自転車の多いこと。実はこれ、ほとんどすべてが日本から輸出された中古自転車なのだ。今や自転車は、平壌市民にとって必要不可欠な足になっている。
(撮影 リ・ソンヒ 平壌・寺洞(サドン)区域 2008年12月 01分39秒)

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寺洞区域は平壌市の中心を流れる大同江(デドンガン)の南東側に位置する。区域には取り立てて高い建物もなく、四~五階建てのアパートがぽつぽつと建つ程度だ。道路も未舗装が多くインフラも整っておらず、平壌の中では遅れた地域の一つに数えられている。

二〇〇七年まで隣の船橋(ソンギョ)区域で生活していた脱北者によると「平壌の人間であっても、寺洞区域に住んでいるというと『村から来た』と言われる」のだという。平壌では郊外・外れのイメージが強い、労働者の居住地区である。

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