Yoi Tateiwa(ジャーナリスト)

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【連載開始にあたって  編集部】
新聞、テレビなどマスメディアの凋落と衰退が伝えられる米国。経営不振で多くの新聞が廃刊となりジャーナリストが解雇の憂き目にさらされるなど、米メディアはドラスティックな構造変化の只中にある。 いったい、これから米国ジャーナリズムはどこに向かうのか。米国に一年滞在して取材した Yoi Tateiwa氏の報告を連載する。

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第1節 ウィッキーリークスと調査報道(10 )
◆ 非営利団体による調査報道機関を創設した人物=チャールズ・ルイス

非営利ジャーナリズムの産みの親と言われるIRW代表でジャーナリストのチャールズ・ルイス(中央)

非営利ジャーナリズムの産みの親と言われるIRW代表でジャーナリストのチャールズ・ルイス(中央)

 

ここまで、去年カリフォルニア州のバークレイで開かれた調査報道についてのシンポジウム(Rava And David Logan Investigative Reporting Symposium)について伝えてきた。

そこで開かれたパネルディスカッションで、ニューヨークタイムズの当時の編集局長、ビル・ケリーがWLのジュリアン・アサンジから非難され続け、その状況に、観客席を埋めた多くのジャーナリストから歓声が上がったことも書いた。

実はその観客席の中に、1人、私がその反応を注視していたジャーナリストがいた。
チャールズ・ルイス(Charles Lewis)。
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