2012年10月5日、大阪市役所で行われた記者会見。集まった報道関係者から多くの質問が寄せられた。

2012年10月5日、大阪市役所で行われた記者会見。集まった報道関係者から多くの質問が寄せられた。

 

しかし、写真展開催の10日前になって、開催中止を目的とした妨害活動が始まった。電話での抗議などを受けて、ギャラリー支配人らは、写真展をすることへの不安を警察に訴え、「中止してほしい」と言ってきたのだ。
だが、写真展の実行委員会メンバーらが、展示を安全に行うことを約束し、彼らの説得にギャラリー側も応じてくれた。萎縮するギャラリー支配人の対応を受けて、私も「また中止か」と一瞬緊張が走ったが、写真展は無事始まった。

結局、ギャラリー側は写真展開催中、全く自らは関知せず、公式ホームページ等も消去して、電話対応も一切しなかったという有り様だったのだが、この写真展のために集まった支援者たちと市民団体がネットワークを作り、お互いに密に連絡を取り合いながら最終日まで無事開催することができた。6日間という短期の中で、来場者は1200人を超えていた。この写真展も関西地方の市民たちの力が無ければ実現することができなかっただろう。(原文は韓国語)
(続く)
※ 月刊「創」12年12月号に掲載した原稿に、一部加筆・追加しました。
※安さんは写真展中止の真相を求め、ニコンを提訴中です。第二回口頭弁論が5月13日午後2時より行われます。
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安世鴻(アン・セホン)さんの抗議の記者会見動画(56:49)

安世鴻(アン・セホン)さんのインタビュー動画(05:47)

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