質問
作文ですね。(笑)
私は東京医科歯科大学博士課程在学中のマウン・ゼーヤリンです。私たち博士課程の学生は、研究をおもにやります。研究のためには研究センターが必要です。私たちのように博士課程を修了してミャンマーに帰った者が研究できるように、研究センターが設立される必要があります。医学関連の研究センターが作られれば、国の教育にも大きく貢献できると思います。医学に関する研究センターを外国と共同で設立できないかと関係当局に働きかけていただけませんか。

ASSK
ちょうどよかったです。私も寄付を募ろうと思っていたところでした。(拍手)
議会での委員会のうち、私が委員長を務めている委員会は何かと言いますと、ひとつはミャンマーのヤンゴン大学の再興、もうひとつはヤンゴン総合病院の再興。両方とも医学教育・研究に関係しています。

私たちがヤンゴン大学を再興するというのは、要は、大学が大学らしくなるようにするということです。私たちの大学は、もはや大学とはいえないものになっています。(拍手)
まずはヤンゴン大学からですね。学生のためですね。大学というのは、学生を基本に据えなければなりません。学生を中心に考えなければなりません。教育省を中心に考えるべきではありません。(拍手)

ヤンゴン大学がレベルアップし、復活し、学生が活発に取り組むようになり、本当に大学らしい学府になってくれば、研究部門も発展してくるはずです。
ひとつあります。私たちの国では、医科大学は保健省の管轄です。教育省の管轄ではありません。しかしながら、ヤンゴン総合病院を再興するにあたって、ヤンゴン総合病院は、医学教育の面や研究の面で関連があります。

ですから、先ほどの質問ですが、質問をした私たちの国ミャンマーの人も、国外にいる私たちの国ミャンマーの人たちも、ヤンゴン大学の再興と同時にヤンゴン総合病院の再興のためにご支援いただきたく思います。これについては、ウェブサイトにも掲載します。できる限りご支援いただきたく思います。

支援はさまざまなかたちで行なうことができます。お金を寄付するだけではありません。お金が必要なのは確かです。他にも自分の専門の知識や能力を生かして支援していただきたいです。周囲の支援できる力を持った人たちに呼びかけ興味を持ってもらうというかたちでも支援はできます。さまざまな面から支援してください。

私たちの国の教育や保健医療は、まだまだ不足しています。医学研究は、保健医療にも関わりがありますし、教育にも関わりがあります。私は、大学教育法起草委員会の委員長にもなっていますので、すべてに関連しています。ですから、できるだけ良い研究が行われ、私たちの国の医療教育のみならず他の専門教育もレベルアップできるように努力します。

そのためには支援が必要です。できる限りご支援ください。私たちミャンマーの人たちに自分がやるのだという気持ちを持っていただきたいです。変化を起こしたいときに、変化のために自分は何ができるだろうか、どうやって力になれるだろうかと、自分の責任として考えてやっていただきたいです。
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