◆ポクロウシクの前線で
ポクロウシク(ポクロフスク)攻防戦では、ウクライナ軍が苦境に陥っている。周辺の村々の住民の集団避難も続いている。取材は自爆ドローンが少なくなる地点まで一時移動しておこなった。とはいえ、ロシア軍の砲撃のほか、偵察ドローンの航続圏内で、その情報をもとに誘導爆弾攻撃がある場所である。取材時も数キロ先では砲弾が炸裂し、黒煙が上がった。

軍への取材では、どの兵士にも共通することだが、「被占領地を失っても停戦すべきか、領土奪還まで戦闘継続か」というような質問を投げかけても、カメラの前ではなかなか自身の思いは彼らにとって語りづらい部分もある。それらにも留意したうえで、インタビューを読んでいただきたい。なお、部隊位置が特定されるような地名や情報については記事中では伏せた。
第157独立機械化旅団にはあと2台、自衛隊1/2tトラックがあり、次回パート3にて写真を掲載。


◆パート3に続く >>>
【動画】<ウクライナ東部・現地報告>自衛隊車両、ポクロウシク攻防戦に投入、第157独立機械化旅団
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