◆ポクロウシクの前線で

ポクロウシク(ポクロフスク)攻防戦では、ウクライナ軍が苦境に陥っている。周辺の村々の住民の集団避難も続いている。取材は自爆ドローンが少なくなる地点まで一時移動しておこなった。とはいえ、ロシア軍の砲撃のほか、偵察ドローンの航続圏内で、その情報をもとに誘導爆弾攻撃がある場所である。取材時も数キロ先では砲弾が炸裂し、黒煙が上がった。

取材は自爆ドローンが少なくなる地点まで一時移動しておこなった。とはいえ、ロシア軍からは砲撃や誘導爆弾攻撃がある場所である。取材時も数キロ先で砲弾が炸裂し、黒煙が上がった。(2025年4月・撮影:玉本英子)

軍への取材では、どの兵士にも共通することだが、「被占領地を失っても停戦すべきか、領土奪還まで戦闘継続か」というような質問を投げかけても、カメラの前ではなかなか自身の思いは彼らにとって語りづらい部分もある。それらにも留意したうえで、インタビューを読んでいただきたい。なお、部隊位置が特定されるような地名や情報については記事中では伏せた。
第157独立機械化旅団にはあと2台、自衛隊1/2tトラックがあり、次回パート3にて写真を掲載。

ウクライナ軍旅団への取材は作戦司令部への申請手続きを経るうえ、前線地帯に入るには司令部ほか軍政局や治安機関の許可が必要となる。これら複数の手続きを経て入域した。(2025年4月・撮影:玉本英子)
第157独立機械化旅団に配置された自衛隊車両の3台とも確認。続きはパート3にて。(2025年4月・撮影:玉本英子)

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【動画】<ウクライナ東部・現地報告>自衛隊車両、ポクロウシク攻防戦に投入、第157独立機械化旅団

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