アマゾンで販売されている子ども用遊び砂「マジックサンド」から基準(重量の0.1%)超の発がん性の高いアスベスト(石綿)が検出されていることが独自調査によって明らかになった。(井部正之)

◆中国輸入品から基準超検出
基準超の石綿を検出したのは、中国からアマゾンに出品しているXuYuQianQiShangMao(法人かなど不明)「マジックサンド FANTASTIC SAND 合計1.33ポンド/0.6kg XIZHI-MSHS-01」。
石綿は吸うと数十年後に肺がんや中皮腫(肺や心臓などの膜にできるがん)などを発症させるおそれがある。とくに中皮腫は少量のばく露でも発症リスクがあるとされ、特効薬もなく、非常に予後が悪い。しかも石綿ばく露の年齢が低いほど、将来的な発症リスクが増加することが知られている。
マジックサンドは砂を着色しシリコン油などを加えたもの(キネティックサンド、シルキーサンド、のびーるサンドなど、さまざまな名称がある)。ふわふわな手触りで成形しやすく、散らばりにくいため、屋内の砂遊びに適していると人気になった。いずれも知育玩具として広く販売されている。学校教材にも採用されているという。
砂を着色し、焼成するなどしたカラーサンド(カラー砂、アートサンド、デコレーションサンドなどの名称もあり、豪などでは総称としてクラフトサンドと呼ばれる)と同様に石綿混入が国際的に問題になっている。
今回基準超の石綿を検出したのは、筆者がアマゾンなどで購入したカラーサンドやマジックサンド計19製品について、協力を得た分析機関で国際標準の公定法「JIS A 1481-1」で石綿の有無を調べる定性分析で調べてもらった独自調査で、石綿の1つ、トレモライト石綿を「微量に検出」した7製品の1つである(詳細は1月22日にアジアプレス・ネットワークやヤフーニュースに掲載した拙稿〈<アマゾンなどで販売>カラーサンドなど7製品からアスベスト検出 子どもが吸う危険 独自調査で判明〉参照)。
そのうちもっとも含有率が高そうだというXuYuQianQiShangMao「マジックサンド FANTASTIC SAND 合計1.33ポンド/0.6kg XIZHI-MSHS-01」について、協力を得た日本でトップクラスの分析機関が国際標準の公定法「JIS A 1481-4」で含有率を定量分析した結果、基準超の0.55%と判明した。























