8階の建物から見た景色。午後4時前の北京。2014年10月8日 北京市建国門にて 撮影 宮崎紀秀

8階の建物から見た景色。午後4時前の北京。2014年10月8日 北京市建国門にて 撮影 宮崎紀秀

 

◇大気汚染で月食観測にも影響

中国版ゴールデンウィークが明けた途端、汚染も仕事を再開してしまった。

10月1日は国慶節と呼ばれる建国記念日。約1週間の大型連休となる。人も車も減るので、北京の頭上には、仕事から開放された人々の気分のような軽やか青 空が広がっていた。ところが出勤日初日の8日、都市の喧噪とともに、これも人々の気分を映すようなどんよりとした空が戻ってしまった。

中国政府には実質を伴った成果が求められている。 2014年10月8日 北京市建国門にて 撮影 宮崎紀秀

中国政府には実質を伴った成果が求められている。 2014年10月8日 北京市建国門にて 撮影 宮崎紀秀

 

中国メディアは「スモッグも仕事に復帰」などと揶揄している。この日の晩はせっかくの天体ショー、皆既月食も見られるはずだったが、その観測にも影 響したという。国慶節の休暇中、政府は建国以来65年間の国家建設の歩みを誇らしげに宣伝していた。しかし、現実の中国は、大気汚染の問題1つ取っても満 足に解決できていない国だ。今、人々が求めているのは、美辞麗句に飾られたお題目ではなく、実質を伴った成果であるにもかかわらず。

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