キャンプ・シュワブのゲート前で新基地建設反対を訴える市民たち

キャンプ・シュワブのゲート前で新基地建設反対を訴える市民たち

 

◆戦争につながる基地を造らせたくない

安倍政権による新基地建設への動きが続く辺野古では、陸上でも、工事資材を搬入する米海兵隊基地キャンプ・シュワブのゲート前で、新基地反対を訴える市民たちが県内外から来て座り込みをしています。

そして、ゲート前を行進しながら、「辺野古埋立阻止」や「ジュゴンの海をこわすな」などのプラカードを掲げてアピールし、抗議活動をくりひろげています。

それに対して、防衛省、警察、民間警備会社が一体となって抗議活動を排除するために、公道の一部に危険な突起付き鉄板を敷くなどして、市民たちが通れる場所を不当にも制限しているのです。

辺野古の海と陸における、このような安倍政権のごり押しを、「戦後の米軍占領時代に銃剣とブルドーザーで住民を追い出して、土地を奪った米軍のやり方と同じ」だと、新基地建設中止を求める沖縄県議会の意見書は批判します。

辺野古に住む西川征夫さん(70)は、「無理やり地元の海をつぶそうとする政府は許せません」と憤りの言葉を口にします。

抗議活動に沖縄市から通う平良悦美さん(80)は、「ベトナム戦争でもイラク戦争でも、米軍は沖縄の基地から出撃してゆきました。私たちは、もうこれ以上、戦争につながる基地を造らせたくない。戦争の加害者の立場におかれたくないんです」と力説します。

同じように恩納村から通う池原澄江さん(60)も、「新基地建設を阻止しなかったら、私たちは戦争の協力者になってしまう」と語ります。

たしかに、新基地は単なる米海兵隊普天間飛行場の代替施設ではありません。1800メートルのV字型の滑走路2本、垂直離着陸輸送機オスプレイと装甲車と兵員を運ぶ強襲揚陸艦なども接岸可能な岸壁、弾薬搭載施設などを備えた最新鋭の巨大基地です。

普天間飛行場移設とは、日本政府の唱える「基地の整理縮小・負担軽減」に名を借りた、基地の新鋭化・強化にほかなりません。米軍は日本に巨額の費用を負担させて、最新鋭の基地を手に入れられるのです。

「しかも耐用年数は200年といわれています。そんな新基地を受け入れたら、沖縄は永久に基地の島にされてしまいます」と、沖縄市から抗議活動に通う大浜長伸さん(73)は危機感を表します。