◆守口市、説明会で違法性について住民に明かさず、府に説明をおこたる

調査者協会による報告書は3月下旬には元請けのダイナ建設(大阪市)に提出されたとみられ、市もすぐに入手したはずである。報告書には、わざわざ〈壁等を解体したガラが散乱しており、石綿含有塗材が含まれている可能性がある〉と違法工事の可能性があることがわかるよう注記されていた。

つまり報告書を精査していれば、すぐ違法工事の疑いがあることに気づいたはずなのだ。ところが、市は2か月近く後の説明会で違法性について住民に明かさず、5月17日段階でも府に説明をおこたっていた。あるいは、市は注記に気づいてすらいなかったのだろうか。筆者は同20日、市に質問状を送ったが、この点について市から回答はなかった。

大阪府は「市から今後の施工の仕方や作業について、施工計画を立てて、住民や(再調査をした)調査者協会と協議して十分確認し、改めて住民に説明してから作業を行いますと聞いています」と明かした。

NGO関係者や市外在住者を説明会から排除するなど「誠意がない」と批判されている市の対応が、今回の不適正作業について大防法違反の可能性があるとして府に行政指導されたことを機に改まるよう願いたい。