船橋市場を出た取材チームのカメラは、楽浪地区のアパート街を練り歩いた。出くわしたのは、空きビンや缶・ペットボトルを集める女性の一群。廃品が活発に売買されている。映像を凝視しながら、ここ平壌が、まるで中国の地方都市のように思えてきた。
平壌のアパート街を密かに歩く (1)
取材 リ・ジュン
解説 石丸次郎
2007年8月下旬撮影



船橋市場から外に出ると、入り口付近は市場の中以上に人出で混雑している。場内で売ると「ジャンセ」(場税)を取られるので、外で座り込んで売っている。
何人かの女性の手にはビニール袋。食べ物を直に手で触られないようにしている。衛生に気を使うのもサービスだ。

市場の門前に座って商売する女性のたらいの中に、「イカスンデ」(イカめし)を発見。小100ウォン、大200ウォン。 100ウォンは4円程度。

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