流行りの短めの丈のスカートにハイヒール。真っ赤なブラウスに日傘。あか抜けた装いで目を引いた女性。(2007年8月平壌市 リ・ジュン撮影)

流行りの短めの丈のスカートにハイヒール。真っ赤なブラウスに日傘。あか抜けた装いで目を引いた女性。(2007年8月平壌市 リ・ジュン撮影)

 

ファッション、社会への不満そして希望 2
〈インタビュー1〉キム・ギョンヒさん 一八歳 2

美容整形手術、エステ
Q:女性はお金があれば化粧もしたくなるだろうし、おしゃれもしたくなるよね。
A:朝鮮にも二重まぶたの手術や、顔のマッサージがあるんですよ。○○郡は中国に近いからやり方は中国風なんだそうです。だから、金持ちはわざわざ中国に来て美容しなくても、朝鮮で好きなようにできるんです。

Q:美容する所に行ったことがある?
A:いいえ、行ったことありません。

Q:ギョンヒさんは二重まぶただね。手術したの?
A:二重まぶたの手術はしたんです。

Q:へえ、いくら払ったの?
A:一五〇〇ウォン払いました。

Q:それなら、君は生活水準が「下」の「中」だと言うけれど、それぐらいの余裕はあるんじゃないか。(笑)
A:朝鮮の女の子たちは、食べ物を少しがまんしてでも、身なりをよくしたいもんなんですよ。(笑)

Q:一ヶ月間ジャガイモだけで我慢するから服を買ってくれとお母さんに頼むわけだ。
A:はい。(笑)

Q:二重まぶた手術はどうやるの? 痛くなかった?
A:簡単でしたけれど痛くて泣きました。医者を自宅に呼んでやってもらうんです。以前は取締りがありましたが、今は大丈夫です。

Q:ギョンヒさんは整形なんてしなくてもかわいいのに。 そんなに二重にしたかったの?
A:私、目が小さいから(笑)
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