北朝鮮の鉄道は電化されているが、この15年、電力不足と車両の老朽化で正常運行できないでいる。衝突や脱線などの事故も多発している。
2005年6月 リ・ジュン撮影(アジアプレス)

平安南道の新成川(シンソンチョン)付近で鉄道の事故があり、復旧作業の遅れで運行が停止している。北朝鮮内部の取材パートナーで雑誌「リムジンガン」の記者を務める金東哲(キム・ドンチョル)氏が1月30日に電話で伝えてきた。

金記者によれば、事故があったのは22日で、旅客列車同士が衝突。負傷者と死者の数は不明だという。
新成川は、平壌から北東に向かう平徳線と東部に伸びる平羅線が交わるターミナル駅。連日の寒さで復旧作業が遅れており、両線の運行は30日現在止まったままだという。

列車の内部の様子。奥に金日成ー金正日の肖像画が見える。2005年6月 リ・ジュン撮影(アジアプレス)

 

(石丸次郎)

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