真紅の「十大原則」の表紙。朝鮮労働党出版社による2013年発行とある。写真提供「自由北韓放送」

 

◇「党の唯一的領導体系確立のための十大原則」の写真
(石丸次郎)
金正恩氏の絶対独裁体制を徹底させるための綱領的文書「党の唯一領的導体系確立のための十大原則」を撮影した写真を、先週韓国の民間団体「自由北韓放送」が入手。本誌は写真の提供を受け掲載する。
北朝鮮では従来、金日成氏の思想を絶対化しなければならないという内容の「党の唯一思想体系確立のための十大原則」が、憲法や労働党規約を超越する最高の「掟」として位置づけられてきた。

今年6-7月、39年ぶりにこれが「党の唯一的領導体系確立のための十大原則」と名前と内容を変えた。故金日成氏と故金正日氏を同列に並べて同列に崇拝の対象、いわば「神は二人」とし、金正恩氏(本文中では「党」と表現されている)は、その唯一の代理人=後継者であるとして、「遺訓統治」に正当性を持たせる目的があると見られる。
撮影された「十大原則」は手帳型の冊子で、縦10センチ程度だという。労働党員は暗記することが義務付けられている。

冊子の中。第3条には「偉大な金日成同志と金正日同志の権威、党の権威を絶対化し決死擁護しなければならない」とある。党=金正恩氏である。写真提供「自由北韓放送」

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