今中さんは、村民の初期放射線被ばく評価に関する研究に参画。498戸1812人に聞き取り調査を行い、行動データから得られた被ばく分布を作成した。

震災からまもなく5年。今中さんは「除染という名の環境破壊が行われている」という。除染で出た汚染物を入れたフレコンバッグが村のいたるとこに積み上げられている。

「飯舘村は人口6000人の村ですが、毎日7500人の作業員が除染作業を行っている。1日あたりの1人の諸経費を5万円とすると3億7500万 円。1年で約1000億円。飯舘村全体の除染費用だけでこれまで3000億円が投じられている。しかも、除染したところで放射線量が下がるのは半分以下。 一番大事なのは被災者の生活再建。そのために有効に使われているとは思えない。福島全体だと『兆』という金だが、どこへ流れるのか。ゼネコンだ。日本は一 つの方向へ動き出すとチェック機能がない。これが問題」

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