27日付の朝鮮中央通信は、1月の核実験に続いて2月7日に発射実験をした長距離弾道ロケットを、地球観測衛星「光明星4」号として国連に登録したと報じた。

国連宇宙事務所(UNOOSA)のウェブサイトを見ると、5月25日付けで北朝鮮から通報があった旨の記述がある。
参考: 国連宇宙事務所ウェブサイトの関連ページ

北朝鮮の街中には宇宙関連の宣伝文が多い。「宇宙を征服したその精神、その気脈で強盛大国建設の転換局面を開いていこう」。2013年3月平安南道平城市(アジアプレス)

北朝鮮の街中には宇宙関連の宣伝文が多い。「宇宙を征服したその精神、その気脈で強盛大国建設の転換局面を開いていこう」。2013年3月平安南道平城市(アジアプレス)

 

◆以下は朝鮮中央通信の当該記事の全文

チュチェ105(2016)年2月7日、地球観測衛星「光明星4」号が成功裏に打ち上げられたことに関連して、朝鮮は「宇宙空間に打ち上げられた物体の登録に関する条約」の締約国として衛星登録のための書類を国連に提出した。

最近、国連宇宙事務所が「光明星4」号の登録に関する国連の公式書類(ST/SG/SER.E/768)を作成して国連宇宙事務所ウェブサイトの衛星フォールダーと国連電子文書庫ウェブサイトに各々、掲載した。

これによって、当該の国際法に準じて合法的手順を経て行われた朝鮮の衛星登録が完結した。

国家宇宙開発5カ年計画の2016年計画に従って打ち上げられた朝鮮の地球観測衛星「光明星4」号は自己の軌道に沿って回っている。

◆通信途絶して回っているだけ

2月に発射されたロケットは、国際社会から事実上の大陸間弾道ロケットとみなされ、核実験と共に国連安保理で制裁を科される理由とされている。

また、韓国や米国は、このロケットが衛星軌道に入ったことを認めているが、通信が途絶えているため、北朝鮮が主張する「地球観測衛星」の役割は果たせていない、つまり回っているだけの状態だという。(石丸次郎)