◆社会不満募らす除隊軍人の犯罪増

夕方に、糾察隊の腕章を付けた男2人組が、マスクの着用の仕方に言いがかりをつけ、荷物検査するとして路地に連れて行って殴りつけ、自転車と時計、米を盗んで逃げた。
※糾察隊=社会秩序を取り締まる専門組織。民間人で構成。

海産物卸しの仕事をしている女性が、松坪港から帰宅する途中、数人組の男に襲われ、自転車とお金と時計を奪われた。万一に備えて同行していた夫は腕を折られた。犯人らは除隊軍人の可能性が高いとのことだった。

「安全局は取り締まりを強化していると言っているが、犯罪は一向に減っていない。それで、恩赦で教化(懲役)刑を短縮された者、犯罪の前科がある者を、保安局で集中管理することにした。担当保安員が、彼らに出勤や移動する時に逐一報告させている。だが、前科のある人だけでなく、生活苦に喘ぐ人たちが食べるために犯罪に加担するケースが多い」と協力者はいう。

また、今春に兵役を終えて農村に大量配置された除隊軍人らが、都市部で暴力沙汰や強盗事件を犯す事例が多発しており、保安当局でも要注意対象とみなしている。

国家のために8~10年も軍服務したのに、もっとも貧しい職業である協同農場に「無理配置」されたため不満が強く、各地で除隊軍人らは厄介者扱いされて疎外されている。

※アジアプスレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。