日傘を差す女性たち。
今年の夏の平壌は大雨も降ったが、暑い日が多かったそうだ。
赤シャツに膝丈のスカートの女性が目を引く。
日本や韓国ではどうということはない姿だが、一連の平壌内部映像を見る中で、一際派手に見える。

「膝が見えるようなスカートや体の線がわかるぴちっとしたズボンは、今でも取締りの対象だ」とは撮影者のリ・ジュン氏の弁。
街角には「糾察隊」という風紀取締り班が立つ。
横にいるのは連れの男性のようだが、金正日総書記が流行らせたという、あのダサイ北朝鮮式ジャンパー服。

道端にテント小屋のような屋台があった。
「清涼飲料」の文字が見える。
市場に行きかう人を目当てにした商売だが、当局に許可をもらった「公式屋台」のようだ。

市場近くに自転車保管所あった。
リ・ジュン氏によれば
「今や北朝鮮を走っている自転車のほとんどは日本自転車」という。
日本の放置自転車が北朝鮮に運ばれていったものである。
それらはほとんど、実は中国などで組み立てられたものだから、正しくは「日本自転車」ではないのだが、丈夫でデザインもよく故障も少なくてすこぶる評判がいい。
1台が10-20万ウォン=4000~8000円ほどもするから、決して安くはないが、公共交通機関が未整備な北朝鮮では、すっかり庶民の貴重な足になった。
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