検閲員:さあ出来た。「二〇〇六年一一月×日」、さ、名前書いてください。......「調査対象は○○氏」......。しばらくこれで様子を見てみましょう。
支配人:何日か様子を見てみましょう。指導員さんを困らせないように......。本当にだめな時は仕方ない、(この家に)住めないだけだ。

検閲員:じゃ(罰金額)いくらにする?
支配人:そうだな......どうか最小限でお願いします。

検閲員:三〇万ウォンぐらい......。
(支配人の妻が文書を作り終えるのを待っていたというように酒を準備してやってきた)
支配人の妻:どうぞ。

検閲員:誠意は分かるが......、ほら、これがまた酒を飲んでどうだとか噂になると、いろいろ言われるからね。「検閲員が酒で見逃してやった」なんてね。
支配人:そうかもしれないけれど、寒いんだし少し温まってお行きになったら......。

検閲員:この区域には家を売ろうとしているところがもう一軒あるんだ。二五〇万で。
支配人:(支配人が外の家を手で指し示して検閲員に教える)あの家も売るという話がありますよ。今はそんな話をしてるところがいっぱいあります。あっちの家も八〇〇万ウォンで売る話があったし。

検閲員:売ったのかな?
支配人:売れないでしょう。

検閲員:そうだろうな。「方針」が出てから厳しいから。それに合わせてどううまく出来るかだ。
支配人:(話題を変えて)急ごしらえで何もありませんが。

検閲員:いやあ、こっちが急に来たんだからそんな。
支配人:ハハハ、これからは助け合いましょう。

検閲員:しばらく放っておきましょう。とにかく放っておいて......。
支配人:指導員さんがうまく話してくれれば大丈夫でしょう。これからは、指導員さんができないことは私がしてあげるし、私ができないことは指導員さんに助けてもらうことに。

検閲員:はい、そうしよう。
支配人の妻:世間も少しずつ薄汚くなってくんだから
(うまく世渡りしましょう)。
支配人:さあ、われわれもなんか食うか。
(おわり)
取材 リ・ジュン
二〇〇六年一一月
(整理 チェ・ジニ)
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