阪口さんは、この橋下市長のコメントについて
「勤務『時間』は決まってないとはいえても、勤務『実態』はあるもの。そこをすり替えている。客観的に奥下氏が大阪市の会議に出席したと、もしくは他の会派との調整に参加したとの文書があってもいいはずだが、それもない」
と切り捨てる。

また、橋下市長は、特別秘書が必要だとして
「『特別秘書』を問題視するなら国会議員の秘書をもっと問題視すべき。申し訳ないけど新人の国会議員より僕の方が仕事量は多い。それに比べれば効率的にやっている」
と述べた。
これに対し阪口さんは
「大阪市長の『特別秘書』を国会議員と比較するのもすり替え。比較するなら同じ政令指定都市の横浜市などが妥当であり、横浜市には『特別秘書』は設置されていない」
と指摘している。

就任以来、財政難を理由に大阪市職員の給与カットを進める橋下市長。全国的にも注目を集める"改革の旗手"を演じながら、自分が条例まで作って採用した奥下特別秘書の働きぶりについては、不明瞭な点が多いといわざるを得ない。
奥下特別秘書の疑惑について、さらに橋下市長に迫った。(続く)
※阪口徳雄弁護士 1942年12月生まれ、「政治資金オンブズマン」共同代表として、政治とカネの問題について調査・告発を続けている。
※リ・シネ ライター