特集[2012黄海道飢饉]穀倉地帯で発生した大量餓死(1)数万人犠牲か ピークは4~6月 (全7回)
◆数万人犠牲か ピークは4~6月
北朝鮮南西部の黄海道で、今年に入り大変なことが起こっている。この北朝鮮随一の穀倉地帯で、多くの餓死者が発生しているのだ。金正恩氏が最高指導者の地位に就いて以降、「美しく発展する首都平壌」の様子が、北朝鮮メディアや訪問した外国人によって伝えられているが、その平壌の「華やかさ」の影で「匿されし飢饉」が発生していたのである。その実態の一端を報告し、発生原因について考察する。国際社会がこの「匿かくされし飢饉」に注目し、速やかな調査と対策に取り組むことを望むばかりだ。
(取材 石丸次郎 リ・ジンス ク・グァンホ ナム・ジョンハク パク・ヨンミン)


【国際機関・メディアへの緊急報告書】黄海道両道における飢饉と食糧状況に関する報告 [PDF](アジアプレス・北朝鮮取材チーム)
北朝鮮・黄海道(ホワンヘド)において大規模な飢饉が発生し、昨年来、多数の餓死者がでていることが、アジアプレス北朝鮮取材チームの取材で明らかになりました。事態の重要性に鑑み、取材で得られた証言や情報を報告書としてまとめ、国連などの国際機関や人道援助団体、国内外のメディアに向け、英語と日本語で提供いたしました。