橋下徹後援会の奥下素子会長と息子の奥下剛光氏(市長の特別秘書)が、パーティ券 あっせんしたことを示す2008年の政治資金収支報告書。(写真アジアプレス)

橋下徹後援会の奥下素子会長と息子の奥下剛光氏(市長の特別秘書)が、パーティ券
あっせんしたことを示す2008年の政治資金収支報告書。(写真アジアプレス)

 

後援会長の息子を「情実採用」の疑惑
奥下氏は、橋下市長の後援会会長である奥下素子氏の息子だ。2008年から2012年までの4年間に、奥下秘書の親族が、橋下後援会に3479万円の政治資金を集めていた。そのため、支援者に対する「情実採用」ではないかとの批判が絶えなかった。

さらに奥下氏は、橋下氏が関係する選挙の度に6回も休職-復職を繰り返していた。大阪市人事室に確認すると、今年に入っても、いわゆる「大阪都構想」の住民投票直前二カ月間と、11月に行われた府知事・市長のダブル選挙でも約一カ月休職していた。

にもかかわらず、今年10月までに総額2087万円もの報酬を受け取っており、大阪市民の税金を使って奥下氏を「私設秘書」のように使っているとの批判を浴びていた。

橋下市長が任期満了でこの12月に退任するのに伴い、奥下氏も特別秘書職を辞めることになる。しかし、奥下氏をめぐる様々な疑惑や問題については、退任後も継続して法的責任が問われることになる。

提訴した住民の代理人阪口徳雄弁護士の話
「奥下氏は大阪市の仕事でなく『橋下維新』の政治活動をサポートする『私設秘書』の仕事を公費で行っていたようなもの。それを法廷で暴露していきたい」

もっと多くの記事は、アイ・アジアでご覧になれます。
http://www.npo-iasia.org
【関連記事】
大阪ダブル選期間にまた休職 橋下市長の奥下特別秘書 計6回目でも高額報酬に批判
<橋下市長を提訴> 特別秘書の情実採用疑惑で市民ら
橋下政治資金の不可解(2) 秘書一族がパーティー券大量あっせん