油揚げのなかにご飯を詰めトウガラシ粉をまぶした「豆腐めし」(トゥブパプ)と呼ばれる食べ物10ウォン(なかなかうまかった)。グクスと呼ばれるそば1杯10ウォン。白米は1キロが56~70ウォン、トウモロコシ粉1キロ37ウォン。小麦粉1キロ45ウォン。ピーナッツ500グラム115ウォン。豊富な海産物は、大きな活毛ガニ1匹100ウォン。ゆでた小ガニ1匹10ウォン。豚肉1キロ250ウォン。

値段は確認できなかったが、他の食品は、魚やワカメ、ハマグリなどの海産物の他に、朝鮮飴、トウガラシ粉、食用油、塩、砂糖、菓子、酒、ビール、野菜、牛肉、卵、生きた鶏、犬、兎など、まさに「無いものが無い」ほど種類は豊富だった。

売り手の女性たちにきくと、北朝鮮産の食材は海産物と生きた動物と一部の肉、卵ぐらいで、あとはすべて中国商人が持ち込んだものだという。彼らは海産物を中国に持ち出す。

その他、見かけた商品のうち、真鍮製のスープン(1本20ウォン)、クレヨン(1箱15ウォン)、水彩絵の具(1箱60ウォン)、猫イラズ(10ウォン)、アルミ製の釡、薪が北朝鮮製だった。

また、古着と思われる衣服が板垣に吊され、文房具、自転車、タンスなどの家具、ラジカセ、掛け時計、教科書なども売っていた。買った商品を、リヤカーを小さくしたような車で運んでくれるサービス業もあった。すべての支払いは原則的に朝鮮ウォンだが、中国元も受け付けていた。
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