2020年度の朝中貿易は衝撃的な激減。統計をまとめた。(アジアプレス)

◆貿易再開は中国のコロナ次第

春の播種、田植えに肥料など営農資材を確保できないと秋の収穫に大きな影響が出る。金正恩政権としては、何としても中国から輸入したいところだ。しかし、それもコロナ次第だ。

咸鏡北道は国境の川・豆満江を挟んで吉林省と接する。今年に入ってから中国は再びコロナ再流行の兆しがあり、1月24日には新規感染者が67人に達した。だが2月7日以降の新規感染者数はゼロで、いったん抑え込みに成功している。朝中間最大の通商口のある新義州(シニジュ)市の対岸の遼寧省も、現在、新規感染者の発生は抑えられている。

北朝鮮政府としては、新義州と羅先の二大通商口から漸次、貿易再開を目論んでいる可能性が高い。ただ、対岸の中国側でコロナの再流行という事態があれば、それも延期になるだろう。