(参考写真)平壌の中学生。2010年9月の労働新聞より引用

 

痛ましい事故が起こった。

北朝鮮北部の両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)市で11月末、男子中学生3人が池で溺死した。恵山市に住む取材協力者が12月3日に伝えてきた。

事故があったのは、渭淵(ウィヨン)洞にある恵山土器工場の敷地内にある貯水池。

生徒3人は工場に勤めている父親を訪ねて行き、氷の張った貯水池の上で遊んでいて氷が割れて溺れ死んだという。この工場ではポンプが稼働しなくなって、生産に使う水を、池を掘って貯めていた。

「知らせを受けた親たちが工場に行き、泣いて喚いて抗議したそうだが、工場側は『立ち入った子供たちが悪い』と責任を認めず相手にしなかったそうだ。事故が起きて騒ぎになってから立ち入り禁止の標識とロープが張られたので、人が死んでからでは遅いと住民たちは怒っている」

恵山市では5月と11月が事業所の事故防止対策月間に指定されており、土器工場の責任者らが安全局(警察)に呼ばれて調査を受けているという。

「でもおそらく責任者たちは何の処罰も受けないでしょうし、補償なんか出さず親たちに食糧を少し渡して終わりにするだろう」

協力者はこのような事故があった時の「通常の措置」を念頭に、こう予測した。

北朝鮮の義務教育は幼稚園1年、小学校5年、初級中学校3年、高級中学校3年の計12年。死亡した中学生が何歳だったのかはわからない。(カン・ジウォン

※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。

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