これがあの平壌なのか。厚底サンダルを履く女子中学生、マネキンに陳列された衣服、試食を勧める売り子...。国営の公設市場の中も外も、そこに広がるのは'市場主義経済'そのものだった。情報統制の厳しい北朝鮮の、その首都平壌において、これだけ生々しい庶民の暮らしが撮影・公開されるのは初めてのことである。
北朝鮮人ジャーナリストの渾身の取材を、シリーズで公開する。
船橋市場(その1)
取材 リ・ジュン
解説 石丸次郎
2007年8月下旬撮影



国営公設市場である船橋(ソンギョ)市場の入り口。船橋区域は平壌市中心部を流れる大同江の東側に位置する。
党や政府機関の幹部など、比較的裕福な層が暮らす地域のひとつである。市場に集う人々の服装もよい。

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