ミャンマー国家人権委員会はテインセイン大統領宛の12日付け公開状のなかで、残る300人の政治囚に恩赦を与えて釈放するよう勧告した。写真は、2011年11月13日付けミャンマー国営紙「ミャンマー・アリン」に掲載された公開状全文

 

ミャンマー(ビルマ)のテインセイン大統領に恩赦を勧告するミャンマー国家人権委員会の公開状が13日、国営紙に掲載された。

公開状のなかで、国家人権委員会のウィンムラ委員長は、国連や一部の諸国が主張する「良心の囚人」は2000人近くもおらず、政府当局が資料を照合した結果、500人程度しかいないことが判明したと述べた。
うち約200人がすでに10月11日の恩赦で釈放されており、残りの政治囚約300人についても、国家と国民の治安を脅かすおそれがない者には、恩赦を与えて釈放すべきと勧告した。

また、国家の治安維持のために恩赦で釈放できない囚人についても、家族が訪問面会しやすい刑務所へ移すことを勧告している。
同委員会は10月10日にも同様の公開状を発表しており、翌11日、大統領は6359人の囚人に恩赦を実施した。今回も近日中に恩赦が実施される見込み。

また、きょう14日には、アウンサンスーチー女史が、軟禁解放1周年を記念して、午後1時(日本時間午後3時半)からNLD党本部で記者会見する予定で、今回の恩赦についても何らかの発言があると予想される。 【赤津陽治】