ファルージャ総攻撃!!9日未明より、米軍とイラク軍約1万5000人は、武装勢力の拠点ファルージャを完全制圧するため、総攻撃を開始した。8日、すでに総合病院など一部施設を占拠した米軍は、激しい空爆と地上からの侵攻作戦を展開。

ラムズフェルド米国防長官は「途中で作戦を中止することはない」と徹底的な掃討作戦を示唆する一方、市内には数千人の武装勢力が集結しているといわれ、ファルージャ攻防戦は昨年4月以来、イラクでの最大規模の軍事衝突となる。

まず気になるのは市民たちのことだ。市民の多くは市外へ退避したとはいえ、まだ10万人の民間人が残っているという情報(米テレビ局)がある。もしそれが事実なら、多くの市民たちが戦闘に巻き込まれることは避けられない。

武装勢力が市民を盾にすることも想定されるが、米軍も民間人と武装勢力とを区別しながら戦闘を行うことはありえない。4月に行われた最初の掃討作戦でも米軍に数百人の市民が殺害されている。このまま戦闘が拡大すれば、ベトナム戦争(75 年終結)以来、もっとも激しい市街戦となるかもしれない。

武力では米・イラク合同軍の方が圧倒的に優っている。武装勢力が徹底抗戦を決意しているとしたら、ファルージャの大地は市民と武装勢力の兵士たちの血で染まる。それは「虐殺」に近い光景となるだろう。
泥沼化するイラク。血で血を洗うイラクの現実を私たちはどのようにとらえたらいいのか。もう一度立ち止まって考えてみたい。

<今年2月ファルージャを取材した綿井健陽はこう語る>
ザルカウィが潜んでいるというファルージャだが、
恐らくまた「大量破壊兵器」と同じ結果に終わるだろう。

「ファルージャに、ザルカウィはいなかった」
後で見つかるのは結局、総攻撃による大量殺戮だけだ。
「タガタメ タタカッタ」(誰がため 戦った?)「タガタメ」ミスター・チルドレンから
何のための攻撃だ?
何のための戦争だ?
次のページへ ...