今年6月に公表された『The Parliaments of Myanmar(ミャンマー連邦議会)』には、上下院議員のみならず、軍部からの選ばれた上下議員の個人データが網羅されている。

◇軍人出身議員の個人電話番号まで
「民政移管」して議会が開かれるようになったミャンマー。だが憲法の規定により、国会議員の25%はあらかじめ軍人に割り当てられている。
一体どんな人物が軍部から国会に送り込まれているのだろうか? その疑問に答える一冊がこの6月、英文で公表され入手可能となった。
全336ページの 『The Parliaments of Myanmar(ミャンマー連邦議会)』という一冊には、選挙で選ばれた上下院議員(498人)のほか、軍部からの選ばれた上下
議員(166人)の個人データ(選挙区・生年月日・民族区分・宗教・経歴・国民登録番号・個人電話番号・階級など)が網羅され、情報公開の度合いにも驚かされる。
【宇田有三】
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