8月8日、停戦交渉が失敗し72時間の停戦期限が切れ、攻撃が再燃したパレスチナ・ガザ地区。1800人を超えたイスラエル軍の攻撃による 死者は、今後も増えることになるのか。女性や子どもを含む一般住民に多数の犠牲者が出ているガザ現地から、古居みずえの現地報告。(アジアプレス編集部)

子どもたちは街角に設けられた給水タンクから水を汲むためにやってくる(2014年7月29日 撮影 古居みずえ)

子どもたちは街角に設けられた給水タンクから水を汲むためにやってくる(2014年7月29日 撮影 古居みずえ)

 

◆電気がない 水がない 8月9日

イスラエルの攻撃中は危険なために人々は家にこもっていたが、一時停戦になると生活を守るために大忙しだ。子どもたちも水の確保に駆り出される。

イスラエル軍の攻撃の合間をぬってパンを求めて行列を作る人々(2014年8月2日 撮影 古居みずえ)

イスラエル軍の攻撃の合間をぬってパンを求めて行列を作る人々(2014年8月2日 撮影 古居みずえ)

 

ガザでは2006年からイスラエルによる封鎖のために慢性的な電気不足と水不足が続いているが、7月29日にガザで唯一残っていた発電所が爆撃されたために、停電が続いていた。

現在は1日に数時間は来るようになったものの、時間は不定期だ。水をポンプで吸い上げるために、電気不足は水不足にもつながっていく。停電が続く と、家でパンを焼くことも出来ない。パン屋の前には行列ができ、一時はパンを求める人たちで溢れた。しかしこの停戦も終わりを告げた。
【ガザ地区 古居みずえ】

【ガザ攻撃】
6月末、パレスチナ暫定自治区ヨルダン川西岸で行方不明になっていたイスラエル人の少年3人の遺体が発見され、イスラエル政府はイスラム原理主義組織ハマスの犯行だとして非難。今月初めにはこれに対する報復と見られるパレスチナ人少年殺害事件がエルサレムで発生。少年は焼き殺されたと報じられたことから、自治区ガザで抗議が広がり、ハマスがロケット砲撃をおこなった。イスラエルはただちに報復を決め、本格的な空爆作戦を開始。爆撃は広範囲にわたりハマス幹部宅やハマスのロケット弾発射地点など1000か所を超え、女性や子どもを含む一般住民に多数の犠牲者が出ている。またハマス側も数百発を超えるロケット弾で応酬を続ける。ガザ攻撃は過去にも何度も 起きており、2008-2009年にはパレスチナ、イスラエル双方の死者は千人にのぼる。その犠牲者の多くはパレスチナ住民だった。

 

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