モン州にある仏塔、チャイティーヨ・パゴダ(ゴールデン・ロック)(撮影:宇田有三)

モン州にある仏塔、チャイティーヨ・パゴダ(ゴールデン・ロック)(撮影:宇田有三)

<特別連載>ミャンマーのロヒンギャ問題(1)へ

Q.  ロヒンギャに対して今、どうすればいいのですか?
A.
 問題なのは、もっとも虐げられているロヒンギャ・ムスリムたちの状況を救うために、何ができるか、ということです。ミャンマー政府の主張、ロヒンギャ・ムスリムの人びとの主張、どちらがより正しいという議論ではないのです。

もちろん、現在進行形での迫害を止めさせなければなりませんが、積年の問題を解決するために、まずはできるだけ正確な情報を知ることから始めるのが一番です。

ところで、もしミャンマー観光に行くなら、どこで何を見たいですか?

Q. やっぱり世界三大仏教遺跡の一つ、パガンのパゴダ(仏塔)遺跡群、崖から落ちそうになっている奇妙な岩に立つゴールデン・ロック、それに黄金に輝くヤンゴンのシュエダゴン・パゴダでしょうか。
A. 
そうですね。多くの観光客はそう答えます。ミャンマー人たちも同じです。ゴールデン・ロックは、現地の人のハネムーン先としても人気です。

実は、パガンの仏教遺跡はビルマ族の仏教遺跡です。でも、ゴールデン・ロックやシュエダゴン・パゴダは、モン族の仏教遺跡なのです。

実は、ミャンマー国内の上座仏教には大きく4つの流れがあります。

(1)ビルマ(ミャンマー)族の仏教
(2)モン族の仏教
(3)ラカイン族の仏教
(4)シャン族の仏教

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