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【イェズディ教徒のおばあちゃん(モスル近郊バシカ村)】

玉本英子 現場日誌
ご来場ありがとうございました。(報告会・東京)
13日、東京・千駄ヶ谷でのイラク報告会 無事終了しました。
暑いなか、お越しくださった皆様、主催の創出版の方がた、ありがとうございました。
イラク北西部の町シンジャル近郊で自爆事件が起き、400人近くの死傷者がでたというニュースがはいった。シンジャルといえば、シリア国境近くのイェズディ教徒が多く暮らす町として知られ、町のなかは比較的安全といわれてきた。
イェズディ教徒はイスラム教徒たちからは「悪魔の宗教」ともよばれ、迫害の歴史を歩んできた。(05年春 玉本取材日誌より)

今年4月7日、モスル近郊にあるバシカ村で、イスラム教スンニ派の男性と恋に落ち、イスラム教に改宗したイェズディ教徒の女性が、親族などの男性たちにリンチ殺害されるという事件がおきた。これをきっかけに、イェズディ教徒はスンニ派武装勢力のターゲットともなっていた。
私の知るイェズディ教徒の人たちは温和で平和を求める人たちである。宗教抗争に発展しないことを信じたい。

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