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【「全員勝訴」の判決に支援者から拍手が】 5月30日撮影:玉本英子

玉本英子 現場日誌
■玉本英子 現場日誌<原爆症認定訴訟 大阪高裁判決>
被爆者が原爆症の認定を求めた原爆症集団訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は一審の地裁判決に続き、原告9人全員を原爆症と認定した。

北門前では「全員勝訴」の幕を見た支援者から歓声があがった。2年前の大阪地裁判決の時にも、ここにいたことを思い出した。あれから各地で被爆者勝訴の判決があいついでいる。
今年の4月に新しい認定基準が出来た。今回の原告のうち4人はその基準で原爆症に認定されていたが、今回、原告全員が認定されたことで、新しい基準にも見直しが迫られそうだ。

それにしても遅すぎる。被爆者に残された時間はない。原告9人のうち3人はすでに亡くなっている。原告のひとりだった佐伯俊昭さんは先月16日に亡くなった。他の2人は昨年亡くなった。原爆投下直後に広島市内に入り、救助や遺体焼却作業に従事した人たちだった。彼らの無念の思いを国は重く受け止めるべきだ。

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