東ゴータ・サクバで取材を続けるフォトジャーナリストのアブドゥル・アルバセッド氏。空爆や砲撃を避けるための防空壕に家族と避難。(ダマスカス近郊、東ゴータ・サクバ2月19日夜撮影)

◆緊迫の東ゴータ 地元フォトジャーナリストが現地から伝える

シリア・ダマスカス近郊の反体制派地域、東ゴータでは、シリア政府軍が激しい空爆を続け、女性や子どもを含む市民に多数の死傷者が出ている。2月20日、東ゴータのサクバで取材を続けるフォトジャーナリストのアブドゥル・アルバセッド氏(28)に、ネット回線電話を通じてインタビューした。(玉本英子・アジアプレス)

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Q:19日、政府軍の空爆や砲撃が断続的に加えられたという報道がありました。あなたの地区では何が起きているのでしょうか? 

アブドゥル・アルバセッド:私は東ゴータのサクバにいます。18日夜、シリア政府は東ゴータに対する大規模な軍事作戦を開始しました。空爆に続いて、地上部隊が大攻勢の準備をしているといわれます。シリア政府軍特殊部隊タイガー・フォースも投入されるという情報が入っています。

アサド政権は「テロリストを標的としている」としていますが、空爆で破壊されているのは市民のいる住宅や施設です。昨日から現在までの犠牲者は104名にのぼり、さらに増えると思います。女性、子供も含まれます。

サクバの救急病院など、多くの病院で負傷者の処置がストップしています。ほかの場所でも非常に限定的な医療活動しかできない状態になっています。

シリア政府軍とロシア軍は、一般車両や病院などを狙っています。24時間前から空爆は絶えず続いていて、いまも戦闘機3機、ヘリが上空を飛んでいます。

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