DSC_0119apn【ビルマでは従来、男女にかかわらずロンジーと呼ばれる巻きスカートを身につけている。だが、この数年、変化の少ないビルマであっても、ジーンズやズボン姿が増え始めた】
4時間後、定期船は、明かりのついていない真っ黒な岸壁に船体を横付けした。
電気ない船着き場は人でごった返している。

すぐにサイカー(サイドカー:自転車の横に椅子をつけた自転車タクシー)を見つけてホテル探しを始める。
船上で知り合ったビルマ人から聞いたゲストハウスとホテルを2件ほど回る。
が、そこは外国人の宿泊は認められていない。
さあ、困った。

船着き場の食堂まで戻り、外国人が宿泊できる宿を聞き回る。
どうやら近くもう1件、ゲストハウスがあるという。
急いで、そこへサイカーを走らせる。

が、やはりそこも外国人の宿泊は認められていない。
さて、どこに泊まったらいいのか。

しょげかえる私に、そのゲストハウスの女性マネージャーがヒントをくれた。
「近くに警察署があるから、そこで私の所に泊まる許可を取ることができれば泊めてあげますよ。相談に行ってみたらどうですか」
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