コチェビとおぼしき少女が2人所在なげにもじもじとしている。
遠くの方で商行為を取り締まる「糾察隊」のピピーという笛の音が聞こえる。
大人用のズボンをズリ上げて履いている少女は、何か手に食べ物のようなもの持っている。

少女2人組は、何やら合図を交わしてその場を離れていった。
この日の寝床はあるのだろうか?

バス停の前で一杯始めたひとたち。
ポリタンクの中身が酒のようだ。
人の集まる場所には、どこでも物売りの姿がある。
統制でがんじがらめだと思っていた平壌の裏通りには、人間くさい生の営みがあった。
平壌に酔っぱらいがいてもいいではないか。
それを匿すことがおかしいのだ。

つづく
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