ビルマの民族と宗教(下)

※お断り ミャンマー(ビルマ)入国取材の安全を期して、宇田有三氏は「大場玲次」のペーネ  ームを使用していましたが、民主化の進展に伴い危険がなくなりましたので、APN内の記事の署  名を「宇田有三」に統一します。
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【ラカイン州に住むチン民族の一家。夕食の前に手を合わせる】
少数のムスリム人の存在が、時に大きく感じられることがある
市場やバスターミナル、町中の喫茶店に入る際に、ちょっと変わった数字やマークに気づく。

「786」の看板や三角形の表示を目にすることがあるのだ。
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【町中で見かける「786」の看板】
これはムスリムの店という印。
7+8+6=21。
つまり21世紀はムスリムの時代を標榜している。
それとは知らずに、ビルマ人の友人と一緒に偶然、「786」の食堂に入ってしまった。
その時彼は、注文を出そうとしない。
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