新しく発行した週刊誌の編集者兼ベストセラー作家として多忙を極めるマ・ティーダ(47)さん。良心の政治囚として6年間、刑務所に入れられたこともある。(ヤンゴン市内7月末撮影:宇田有三)

 

◇「国変わっても人びとの寛容さは変わらない」
マ・ティーダ(47)さんは、週刊誌『ミャンマー・タイムズ』の特別号で、「卓越した50人のミャンマー女性」の一人に選ばれた。
彼女は、医者・人権活動家・作家、と様々な顔を持ち、それらの活動から、良心の政治囚として6年間、刑務所に入れられたこともある。現在は、新しく発行した週刊誌の編集者兼ベストセラー作家として多忙を極める。

「歴史的に見てミャンマーで起こっている変化は、タイやカンボジアで起こった変化とは異なります。軍政下で制限されてきた情報が人びとに広く伝わるようになり、上からの押しつけ的な教育が変わろうとしています。変化を起こしている、この国ですが、ミャンマー人の持つ、ナイーブさ、寛容さなど感情的なところは変わらないでしょうね」。
【ヤンゴン 宇田有三】
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