◆弁護団長「匿名での誹謗中傷を牽制」

弁護団長の阪口徳雄弁護士がアイ・アジアの取材に応じた。

「東京地裁で開かれた弁論期日で被告の姿を初めて見た。小柄な、中年男性だった。年齢は40代の半ばごろか。大人しそうな、それも中年の男性が、17歳の高校生にこんなひどい書きこみをするのか…。ネットという暗闇に向かっての書き込む威勢とリアル社会での被告の姿との落差に驚いた。ネット右翼と呼ばれる生の人物を見た一瞬だった」

阪口弁護士は初公判で見た被告の印象をこのように述べた。その上で、裁判の意義について次の様に話した。

「匿名の書き込みでも本人を特定できることを再確認できた。こういう卑怯な書きこみを許してはいけない。今後、匿名をいいことにネットを使った誹謗中傷を行おうとする人間を牽制する意味でも、この判決は意味がある」

この記事は8月30日に事実関係の訂正を行いました。記事の中で、阪口弁護士の言葉として引用した中に実際には阪口弁護士が発言していない言葉が入っていたものです。お詫びして訂正させて頂きます。

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