■政治学習会ではダブレット使用

最近、組織のペーパーレス化も進められている。住民対象の政治学習や講演会では紙の資料を使わず、小さな「板型コンピュータ」(タブレットPCのこと)で進行させている。国から地方の宣伝扇動部などの重要組織に機器が供給されたという。

ではなぜ、急なペーパーレス化なのか。「幹部の説明では、紙不足が深刻なのと、組織の文書が外国に流出する事件が発生したからだということだった」と、協力者は伝える。

北朝鮮国内で使用されているコンピュータ機器は何だろうか。主流は2000年頃から中国から大量に入って来た中古のウインドウズPCであるが、公的機関では北朝鮮の独自OSである「赤い星」が使われている。

安かった形落ちの中国製の中古PCは、新型コロナウイルス防疫のために中国国境が封鎖されて入ってこなくなり価格が高騰しているという。

中古のデスクトップPCが150万ウォン(約2万4500円)もする。しかし、電気事情が悪くて、使うのも簡単ではないのだ」と協力者は言う。

※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。