27日、シリア北部の町アレッポでクルド人勢力と反政府勢力との間で衝突が起こり、双方あわせて30人が死亡した。 AFP通信の報道として、イラン国営通信が伝えた。
アレッポ市内のクルド人が多く住むアシュラフィア地区で、この地区で勢力を持つクルド民主統一党(PYD)と、同地区に侵入した反政府勢力の急進派「ジェブハト・アン・ヌスラ(勝利戦線)」200人が衝突し、双方の戦闘員22人を含む30人が死亡した。

PYDは、クルディスタン労働者党(PKK)の傘下にあるといわれるクルド人組織。
シリアが内戦状態となって以降、PYDはシリア北部のクルド人居住地域に強い影響力をおよぼすようになっている。 独自に自衛組織を結成し、これまで政府軍と反政府勢力の双方と小規模な戦闘を交えることもあった。
アサド政権は、イスラム教の犠牲祭の期間中、停戦を表明したが、自由シリア軍など反政府組織のあいだで戦闘が続き、双方に多数の死者がでている。
今回、クルド組織が反政府組織とも戦闘を交えたことで、内戦がいっそう激化する可能性もある。
【大村一朗】