パーカータウン国内避難民キャンプ内の学校では、同じ避難民である女性教師が我が子を背負いながら教えていた。(2月4日カチン州・マイジャーヤン、赤津陽治撮影)
パーカータウン国内避難民キャンプ内の学校では、同じ避難民である女性教師が我が子を背負いながら教えていた。(2月4日カチン州・マイジャーヤン、赤津陽治撮影)

 

2011年6月以来、国軍と少数民族カチン族の武装勢力との間で戦闘が続くミャンマー・カチン州。この戦闘で避難を余儀なくされた人びとは約10万人にのぼる。カチン族最大武装勢力のカチン独立機構(KIO)支配地域マイジャーヤンにあるキャンプのひとつ、パーカータウン国内避難民キャンプでは、現在も約2500人が避難生活を続けている。

中国当局は昨年、中国側に逃げていた約1万人のカチン難民をKIO支配地域側に送還したが、戦闘は悪化の一途をたどった。国軍は昨年末から、戦闘機や軍事ヘリを使った空爆をおこない、KIOの重要拠点を制圧した。

マイジャーヤンには先月、国軍の戦闘機が4度飛来し、近くのKIO基地を空から攻撃し た。空爆に備えて、キャンプ近くには防空壕が掘られたが、先月中旬、その一つが崩れ落ち、中で遊んでいた子供3人が生き埋めとなり死亡するという悲劇が起きた。以来、防空壕を掘ることを中止したという。キャンプ運営委員長のションラーさん(27歳)は、「空爆を受けたら、中国当局に止められようが、中国側に逃げ込むしかない」と語る。

ミャンマー国境に接する中国雲南省・瑞麗市では4日、中国政府の仲介でミャンマー政府代表とKIO代表との間で会談が始まった。避難民たちは、帰還できる日を思いながら、会談の行方を見守っている。
【カチン州・マイジャーヤン=赤津陽治】

国軍の空爆に備えて、パーカータウン国内避難民キャンプそばには、防空壕が掘られたが、1月中旬、そのひとつが崩れ落ち、3人の子供が生き埋めになって亡くなった。【2月4日カチン州・マイジャーヤン、赤津陽治撮影】
国軍の空爆に備えて、パーカータウン国内避難民キャンプそばには、防空壕が掘られたが、1月中旬、そのひとつが崩れ落ち、3人の子供が生き埋めになって亡くなった。【2月4日カチン州・マイジャーヤン、赤津陽治撮影】

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