かつて英BBCでアナウンサーをしていたカーラ・ガラペディアン(右端)と取材をともにした。左端は筆者。(2002年8 月撮影)

処刑の映像が、同時多発テロ事件後のアメリカやイギリスで繰り返し放送されたことで、結果的に番組が米英軍によるアフガン空爆を支持する世論に与することになってしまったと彼は感じていたからだ。

夫殺しの罪で公開処刑された女性ザルミーナを取材し、日本のテレビで発表していた私に、そのプロデューサーから協力の依頼がきた。
もう一度アフガンをテーマに番組の続編をつくりたい、と話す彼の熱意に私は共感した。

現地取材をともにする番組ディレクターのカーラは、元BBCのアナウンサーをしていたアメリカ国籍の女性だ。彼女はこれまでチェチェンや北朝鮮をテーマにした番組をつくってきたが、アフガニスタンは今回がはじめてだという。

イギリスのカーラと、アジアプレスの坂本卓の3人で、取材チームをつくることになった。
2002年7月、私は再びカブールに入った。

アフガニスタンは強い日射しが照りつける夏を迎えていた。

次のページ:ザルミーナの子どもたちに会う...