ミャンマーで軍のクーデターに抗議する国民のデモ。プラカードには「死ぬのが怖くないから、街頭を歩いている。私たちの指導者を解放しろ」と書かれている。(2021年2月18日タニンダーイ管区ベイ市、ベイベイ撮影)

◆軍事政権が続く最悪の状況も覚悟

職場の同僚の多くもCDMに参加している。アウンさんが所属する社会福祉・救済・復興省では、全体で約900人の職員が参加しているとみられる。職員から慕われていたウィンミャッエー大臣は、参加を呼び掛けたとして、軍当局に指名手配されている。

一方、税関などの政府の重要な部門では、CDMに参加する職員は少なく、軍は政府機能を掌握しつつあるようにもみえる。アウンさんは、このままクーデターが成功し、軍事政権が続く最悪の状況も覚悟している。しかし、選挙で当選した議員たちで構成する連邦議会代表委員会(CRPH)は、まだ拘束を免れており、望みを捨ててはいない。

「クーデターの行方がどうなろうが、国民に選ばれた政府の下で、国民のために働けない限り、職場に戻るつもりはありません」

電話口のアウンさんの声に迷いは感じられなかった。

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