◆類似品は大丈夫か?
イオン琉球オンラインショップでは、同省発表後の4月21日午後にも販売が継続されていた。同社に問い合わせると、1時間ほどで「(筆者の)連絡を受けて把握した。販売実績はない」と回答。午後6時ごろ、販売ページが削除されたのを確認した。
同社によれば、土産物を置く店舗でも2025年3月から取り扱っていた。店舗側では4月6日にメーカー側が訪問して撤去した。ところがその事実が社内でうまく伝達されず、オンラインショップでは引き続き販売ページが掲載されていたと釈明する。
店頭での販売実績は「控えさせていただきます」(同社広報)と明らかにしなかったが、「かなりの量が売れていたわけではない」(同)という。
オーストラリアやニュージーランドでは、アクセサリーに「雪」の表現として貼り付けたカラーサンドや、子ども向けのビニール人形の中に入れたカラーサンドから石綿を検出する事例も見つかっている。
カラーサンドの石綿含有は、実際にはまだまだあるはずだ。類似品も複数あるが、検査状況も不明なまま販売が続けられている。ところが複数の分析機関に聞くと、「最近は(カラーサンドの)分析依頼がなくなった」という。
今回自主回収を発表したファースト・アローも分析していなかったと認める。この問題は国内でほとんど報じられていないため、知らずにいる事業者も少なくないとみられる。
一方、海外では大きく報じられ、清掃のため小学校が一時閉鎖されたりもした。筆者が各国の公的機関や事業者のリコール情報を確認したところ、3月末までに少なくともオーストラリアで計34製品(うち3製品は再検査で石綿不検出として回収終了)、ニュージーランドで計24製品(同)、イギリスで計28製品、アイルランドで計33製品、オランダで計10製品に上った。
日本では政府機関が警告や注意喚起すらしておらず、同省と消費者庁が連携して積極的に知らせていく必要があろう。ほぼ黙殺状態の大手メディアもそろそろ役割を果たすべきではないか。























