イラン科学研究技術省のコンピューターが何者かによるサイバー攻撃を受けた。日刊紙シャルグが29日日曜に伝えた。
この攻撃による被害の詳細は明らかにされていないが、すでに事態は収拾され、被害拡大を防ぐための措置が取られているという。シャルグ紙によれば、科学研究技術省の関係者は今回の攻撃について、同省と国防軍需省との共同プロジェクトの情報入手と攪乱を目的としたものであると述べているという。

イランに対するサイバー攻撃は、2010年、同国核施設に対するコンピューターウィルス「スタックスネット」による攻撃で開始された。スタックスネットは、イランの核開発を遅らせるためにアメリカとイスラエルが共同開発したものと言われる。最近では今年4月22日にイラン石油省と国営石油公社がサイバー攻撃を受けたばかり。
シャルグ紙は、イランへのサイバー攻撃の対象が、核関連施設から政府機関全体に拡大しつつあるとしている。
(佐藤 彰)