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「給料2万円、モスルのIS戦闘員の8割は地元採用」
201508_MAP_MOSUL01X180Bイラク・シリアで勢力を拡大する武装組織「イスラム国」(IS)。日本人人質事件以降、日本のメディアはISを大きく伝えるようになったが、組織の実態は見えてこない。

イラク・クルディスタン地域治安当局との長期にわたる交渉を経て、イラクで拘束されたIS戦闘員に4月中旬、インタビューした。小さな取調室に腰を丸めて入ってきたのは、戦闘員のアリ・ハラフ(26)。両手に手錠がはめられ、Tシャツとジーンズにサンダル履きだ。濃い緑の目をした彼はモスル出身。昨年末、モスル郊外で起きた戦闘中にクルド部隊ペシュメルガに拘束された。

イラク第2の都市モスルは昨年6月ISが制圧したが、周辺地域ではいまもイラク軍とペシュメルガ部隊がISとの激しい戦闘が続いている。アリ・ハラフによると、前線で戦うIS戦闘員の8割以上が地元で採用されたイラク人だという。彼はなぜ、どのような経緯で戦闘員となったのか。【取材:玉本英子】

イラク北部現地の治安当局の施設内でISの元戦闘員、アリ・ハラフにインタビュー。拘束戦闘員へ取材は欧米大手メディアでもほとんど許されず、直接の証言が報じられることは少ない。4月中旬 撮影 アジアプレス

イラク北部現地の治安当局の施設内でISの元戦闘員、アリ・ハラフにインタビュー。拘束戦闘員へ取材は欧米大手メディアでもほとんど許されず、直接の証言が報じられることは少ない。4月中旬 撮影 アジアプレス

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