アフリン市内でのトルコ軍による攻撃を非難する集会。アサド大統領の顔写真を持つ子どもの姿も。だがアフリン住民の多くは大統領を支持しているわけではないという。(2月20日・地元住民スワール氏撮影)

◆「アサド大統領は支持しないが仕方ない」

トルコ軍と自由シリア軍など武装諸派によるアフリン攻撃から1か月。「侵攻からシリア国民を守る」として2月20日、親アサド政権派民兵組織などがアフリン入りした。クルド・人民防衛隊(YPG)を一部支援する形になる。
ダマスカス・東ゴータでは、シリア政府軍の空爆にさらされる自由シリア軍系諸派だが、一方、アフリンではこれら諸派がトルコ軍の支援を受け、クルド住民に攻撃を加える構図となっている。
地元クルド人は、複雑な思いでこの状況を受けとめている。ネット回線を通じてアフリンのクルド人主婦(53歳)に聞いた。(玉本英子・アジアプレス)
関連写真:トルコ軍から激しい攻撃を受けるシリアのアフリン現地の様子(15枚)

アシア・アブディ(53):アフリン市内に暮らす主婦です。政権側の民兵がアフリンに入りました。通りに出て歓迎する人たちもいましたが、今後、攻撃が激しくなるかもしれないと家に隠れる人もいました。私はもっと早く来てほしかった。多くの住民がすでに殺され、トルコ国境の村々のほとんどはすでに占領されたからです。
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