イラク北部クルド自治区ドホークの西の丘にそびえる聖イス・イラハ教会。メソポタミアの地でキリスト教を受け継いできた。(イラク・クルド自治区ドホーク・撮影:玉本英子:2005年)

◆第1回 イラク・戦争の混乱で避難あいつぐ

イラクにはイスラム教徒とともにキリスト教徒も暮らす。アッシリア帝国などを経て、メソポタミアの地で、その信仰と文化が受け継がれてきた。だがイラク戦争後の混乱や、過激派組織イスラム国(IS)の台頭などで国外への脱出があいつぐ。かつて100万人いたキリスト教徒の数は大幅に減少した。第1回目はイラクのキリスト教徒の肖像。(玉本英子・アジアプレス)
2014年イスラム国(IS)によるキリスト教徒への迫害

聖イス・イラハ教会で礼拝する信徒たち。6世紀に建てられたとされる教会は、ドホーク最古として知られる。(イラク・クルド自治区ドホーク・撮影:玉本英子:2005年)

イラク戦争以降、各地で誘拐や襲撃事件があいつぎ、安全なクルド自治区に逃れるキリスト教徒が急増。バグダッドからアルビルに家族で避難したキリスト教徒の姉妹は教会で祈りを捧げていた。(イラク・クルド自治区アルビル・撮影:玉本英子:2005年)

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